エアドッグの電気代と運転音は?ランニングコストと静音性のリアルを解説

お部屋の空気をキレイにしてくれるエアドッグ。高性能なイメージがある一方で、

・気代って結構かかるんじゃないの?
・運転音はうるさくないかな?

といった、日々の使い勝手に関する疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

空気清浄機は毎日使うものだからこそ、ランニングコストや静音性は気になるところですよね。

この記事では、エアドッグの「電気代」と「運転音」という、多くの方が気になるであろう2つのポイントに焦点を当てて、詳しく検証していきます。

さらに、電気代以外のランニングコストや、実際の評判なども交えながら、エアドッグを検討する上で知っておきたい情報をまとめました。

徹底検証 エアドッグの電気代は高いのか安いのか

まず気になるのが、毎日の電気代。エアドッグを使い続ける上で、家計への影響はどれくらいあるのでしょうか?

高性能=電気代が高い」というイメージがあるかもしれませんが、実際のところはどうなのか、消費電力や具体的なシミュレーションを通じて見ていきましょう。

エアドッグの消費電力(モデル別目安)

エアドッグの電気代を知るには、まず消費電力(W:ワット)を把握することが大切です。消費電力は、モデルや運転モードによって異なります。

以下に、代表的なモデルの目安となる消費電力を示します。(※これらはあくまで目安です。正確な数値は必ず公式サイトや取扱説明書でご確認ください。)

実際の電気代をシミュレーション

では、これらの消費電力を基に、実際の電気代を計算してみましょう。
電気代は「消費電力(kW) × 使用時間(h) × 電気料金単価(円/kWh)」で計算できます。

ここでは、電気料金単価を 31円/kWh (公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会が定める目安単価 ※2025年4月時点)として計算してみます。

L1モード(9W)」で24時間つけっぱなしにした場合
1日の電気代: (9W / 1000) × 24h × 31円/kWh = 約6.7円
1ヶ月(30日)の電気代: 約6.7円 × 30日 = 約201円
 
例:Airdog X5s を「8時間はL3モード(17W)、残り16時間はL1モード(9W)」で使った場合

・1日の電気代: [(17W / 1000) × 8h + (9W / 1000) × 16h] × 31円/kWh = 約8.7円
・1ヶ月(30日)の電気代: 約8.7円 × 30日 = 約261円

 
このように、常時つけっぱなしにする場合でも、主に弱いモードで使用すれば、電気代は月数百円程度に収まる計算になります。

もちろん、最強モードを長時間使うと電気代は上がりますが、一般的な使い方であれば「思ったより安い」と感じる方も多いのではないでしょうか。

(※注意:電気料金単価はお住まいの地域や契約プランによって異なります。あくまで目安としてお考えください。)

他の空気清浄機との比較

一般的なHEPAフィルター式の空気清浄機と比較して、エアドッグの電気代が特別高いということはありません。

むしろ、弱いモードでの消費電力は、他のメーカーの同等クラスの機種と比較しても低い部類に入ることが多いようです。

電気代という観点だけで見れば、エアドッグが他の空気清浄機より著しくコストがかかる、ということは考えにくいでしょう。

運転音の真実 エアドッグは本当に静かなのか

電気代と並んで気になるのが、運転音の大きさです。特に寝室や静かな部屋で使う場合、音が気になってしまうと困りますよね。

エアドッグの静音性はどの程度なのでしょうか? 運転音のレベルを示す「dB(デシベル)」という単位と共に、その実態を探ってみましょう。

エアドッグの運転音レベル(モード別目安)

エアドッグの運転音も、モデルや運転モードによって変わります。

以下に、目安となる運転音レベル(dB)を示します。(※こちらも目安です。正確な数値は公式サイト等でご確認ください。)

Airdog X5s:
スリープモード: 22.3dB
L1モード: 24.8dB
L2モード: 31.0dB
L3モード: 40.8dB
L4モード: 50.9dB
 
Airdog X3s:
スリープモード: 22.8dB
L1モード: 27.3dB
L2モード: 35.1dB
L3モード: 44.3dB
L4モード: 51.5dB

これらの数値を見ると、スリープモードやL1モードは非常に静かであることが分かります。

デシベル(dB)ってどのくらいの音?

数値だけではピンと来ないかもしれないので、デシベルがどのくらいの音量感なのか、身近な例で見てみましょう。

エアドッグのスリープモード(22dB前後)は、木の葉の音レベルの静かさと言えます。L1モードでも図書館の中より静かなレベルです。

一方で、L4モード(50dB強)になると、静かな事務所や普通の会話レベルの音量になります。

静音性は期待できる? 使うシーン別考察

これらの情報から、エアドッグの静音性は使うシーンによって評価が分かれそうです。

寝室での利用
スリープモードやL1モードであれば、運転音はほとんど気にならないレベルでしょう。睡眠の妨げになる可能性は低いと考えられます。

リビングなどでの日中利用
L1~L3モード程度であれば、生活音に紛れて気にならないことが多いと思われます。テレビの音や会話を邪魔することも少ないでしょう。

急速な空気清浄
外から帰宅した時や、料理の後など、一時的にL4モード(最強)を使う場面では、それなりに運転音がします。ただ、これは他の空気清浄機でも同様で、短時間の利用と割り切れば問題ないかもしれません。

総じて、日常的な運転(弱~中モード)においては、高い静音性が期待できると言えそうです。

電気代だけじゃない 知っておきたいエアドッグのランニングコスト

ここまで電気代と運転音を見てきましたが、空気清浄機のランニングコストはそれだけではありません。

実は、エアドッグを選ぶ上で非常に大きなポイントとなるのが、「フィルター」に関するコストです。

エアドッグ最大の特徴:フィルター交換不要

多くの空気清浄機は、定期的にフィルターを交換する必要があります。この交換用フィルターが、機種によっては年間で数千円から一万円以上かかることもあり、意外と大きな負担になります。

その点、エアドッグは「TPAフィルター」という独自の技術を採用しており、このフィルターは 交換が不要 です。

フィルターに吸着した汚れは、 水洗い することで性能が回復します。

これは、ランニングコストを考える上で非常に大きなメリットです。フィルター交換の費用が一切かからないため、長期的に見ると、トータルの維持費を大幅に抑えることができます。

フィルター清掃の手間とコスト

フィルター交換が不要な代わりに、定期的な「フィルター清掃」が必要です。

清掃頻度は使用環境にもよりますが、数ヶ月に1回程度が目安とされています。清掃方法は、集塵フィルターを取り外して水洗いし、完全に乾燥させるというものです。

手間
取り外して、洗って、乾かす、という作業は確かに手間と感じるかもしれません。特にフィルターが大きいモデルは、洗う場所や乾かす場所に工夫が必要な場合もあります。

コスト
清掃にかかるコストは、基本的に水道代と、必要であれば中性洗剤代くらいで、金銭的な負担はごくわずかです。

フィルター交換の手間と費用(年間数千円~)と、フィルター清掃の手間(数ヶ月に1回)とわずかな費用を比較して、どちらが良いかは個人の考え方次第と言えるでしょう。

他に隠れたコストはある?

エアドッグの基本的なランニングコストは「電気代」と「フィルター清掃の手間」です。

モデルによっては、TPAフィルターの前に「プレフィルター」が付いている場合があります。これは大きなホコリなどを取るためのもので、掃除機で吸ったり、軽い水洗いで対応できることが多いですが、もし破損などした場合は交換が必要になるかもしれません。(ただし、頻繁に交換が必要なものではありません)

また、微量のオゾンが発生すると言われていますが、日本の安全基準を満たす設計になっており、通常使用で健康に影響が出るレベルではないとされています。コストとは少し違いますが、気になる方は確認しておくと良いでしょう。

結論として、エアドッグのランニングコストで最も特徴的なのは、「フィルター交換費用がかからない」という点に集約されると言えます。

静音性への期待 エアドッグの音に関する評判をチェック

スペック上の数値だけでなく、実際に使っている人はエアドッグの音をどう感じているのでしょうか?

インターネット上の口コミやレビューなどを見ると、様々な意見が見られます。

「静か」という声:満足している利用シーン

・スリープモードは本当に静か。寝室で使っていても全く気にならない
・普段はL1かL2で使っているが、生活音に紛れて動いているのが分からないくらい
・以前使っていた空気清浄機より静かで満足している

このように、特に弱いモードでの静音性を評価する声は多く見られます。就寝時や、静かな環境での使用を重視する方にとっては、期待通りの性能を発揮してくれる可能性が高いようです。

「音が気になる」という声:どんな時に?

一方で、音に関する少しネガティブな意見も見られます。

・L3やL4モードにすると、さすがにファンの音が大きい。
・静かな部屋だと、弱いモードでも『ジー』というような電子音が少し聞こえる。
・風量を上げると、風切り音が気になることがある。

最強モードの音の大きさは、ある程度仕方ない部分かもしれません。また、人によっては、モーター音や電子音のような、ファン以外の音が気になる場合もあるようです。

これは、音の種類に対する個人の感じ方や、設置場所(壁際など)によっても変わってくる可能性があります。

評判から分かること:音の感じ方には個人差

これらの評判を総合すると、以下のことが言えそうです。

・弱いモード(スリープ、L1)は客観的に見て非常に静か。
・強いモード(L3、L4)はパワフルな分、それなりに音がする。
・音の感じ方(大きさ、種類)には個人差が大きい。

もし音が非常に気になる場合は、可能であれば家電量販店などで実際の運転音を確認してみるのが一番確実かもしれません。

ズバリ答えます エアドッグの電気代と運転音に関する疑問

最後に、エアドッグの電気代と運転音について、よく寄せられる疑問にQ&A形式でお答えします。

Q1:エアドッグを24時間つけっぱなしにすると、電気代はかなり高くなりますか?
A1:
使うモードによります。例えばX5sを最も弱い「L1モード」で24時間つけっぱなしにした場合、1ヶ月の電気代は約200円程度(31円/kWhで計算)と、それほど高くありません。自動運転モードなどを活用し、空気の汚れ具合に応じて運転強度を調整すれば、無駄な電力消費を抑えられます。常に最強モードで運転し続けるのでなければ、過度に心配する必要はないでしょう。

Q2:寝室で使いたいのですが、運転音は眠りの妨げになりませんか?
A2:
エアドッグの「スリープモード」は、運転ランプも消灯または減光し、運転音も非常に静か(22dB程度)になるよう設計されています。これは木の葉が触れ合う音と同レベルの静かさなので、多くの方にとっては睡眠の妨げにならないでしょう。ただし、音に対する敏感さは個人差が大きいので、絶対とは言い切れません。わずかな音でも気になるという方は注意が必要です。

Q3:フィルター掃除は面倒ですか?費用は掛かりますか?
A3:
フィルター清掃は数ヶ月に一度、水洗いして乾燥させる作業が必要です。これを面倒と感じるかどうかは人それぞれです。費用面では、水道代と微々たる洗剤代程度で、交換用フィルター(年間数千円~)が不要になるメリットは大きいです。清掃の手間と、フィルター交換の手間&費用を天秤にかけて判断すると良いでしょう。

Q4:一番静かなモードでも、まったくの無音ではないのですか?
A4:
はい、完全に無音ではありません。スリープモード(22dB程度)は非常に静かですが、わずかなファン(モーター)の回転音や、空気が流れる音はします。静かな環境であれば、耳を澄ませば作動していることが分かる程度の音はあります。これはエアドッグに限らず、ファンを搭載した多くの空気清浄機に共通することです。

このQ&Aを読むと、エアドッグは「ランニングコスト」と「静音性」に特に配慮して設計された空気清浄機だと感じます。

電気代は、使い方次第で月数百円程度に抑えられ、特にフィルター交換が不要な点は、長期的に見て大きな経済的メリットになりそうです。

また、スリープモードの静かさ(22dB)は魅力的で、寝室など音に敏感な場所での利用も現実的に考えられていると感じます。

一方で、フィルターの手洗いが定期的に必要になる点は、その手間をどう考えるかが、この製品を選ぶ上での一つのポイントになりそうです。「完全な無音」ではないという正直な説明も含め、維持の手間と静音性のバランスを理解した上で、そのメリットを重視する人に向いている製品だと感じました。

まとめ エアドッグのランニングコストと静音性を見極める

今回は、エアドッグの「電気代」と「運転音」、そしてそれらを含む「ランニングコスト」について詳しく見てきました。

電気代
主に弱いモードで使えば、月数百円程度と比較的安価。他の空気清浄機と比べて特別高いわけではない。

運転音
弱いモードは非常に静かで、寝室などでの使用にも適している。強いモードはパワフルな分、音も大きくなる。音の感じ方には個人差あり。

ランニングコスト
最大のポイントは「フィルター交換費用が不要」なこと。これにより、トータルの維持費は他の多くの空気清浄機より抑えられる可能性がある。主なコストは電気代と、定期的なフィルター清掃の手間。

エアドッグは、初期費用は比較的高めですが、ランニングコスト(特にフィルター代)を抑えたい方、弱いモードでの静音性を重視する方にとっては、魅力的な選択肢と言えるでしょう。

この記事の情報が、あなたのエアドッグ選びの参考になれば幸いです。

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